【オシャレ過ぎ注意】Antitesis/7SONORA。ラテン・ブラジル系だけどかなりポップス。しかも日本語。
このジャケ、オシャレすぎない!?
今週発売の7SONORAのアルバム、Antitesisです。結論からいうと、こういうジャンル聞いたことない人には最高にオススメです。
今週発売のCDをサーッっと見てたら、眼球握られました。すっごくセンスいいね。日本人女性ボーカルのラテン・ブラジル系音楽らしい。即、アップルミュージックで聞きました。
ジャンルはラテン・ブラジル音楽。でも日本人で、ポップス的な聞きやすさ
一曲目を再生した瞬間、美しいストリングスとマイナーやオーギュメントの響きのする不安定なアルペジオ。あれ、ラテンは??って感じ。しばらくすると、美しい且つキャッチーなメロディが入ってきて、Bメロは7thの雰囲気のするクールで短いメロディ。Ⅵ♭→Ⅶ♭→Ⅰってやつ。あれラテンは??(笑) いや、とにかく美しかっこいいからいいんだけど。
サビでようやくトラッド風の大げさなコーラス入ってきました。でも所謂ラテン感ゼロ。びっくり。
と思ったら二曲目が真骨頂だった。リズムは完全にラテンなんだけど、構成もメロディもかなりポップスっぽい。8ビートにして、日本語にしたら日本の女性ポップスシンガーが歌ってそうな感じ。ハモリはやっぱりトラッドっぽい。リズムとハモリってジャンルを決める上でかなり重要度が高いと再認識。
がっつりラテン系の曲たちにちょいちょい挟まれる日本語バラード
全9曲中、1, 4, 6, 7, 9曲めが日本語詞だった。6, 7曲目以外はバラード。楽しげな曲や情熱的な曲の間という、バラードが一番心に響きやすい位置に、歌詞がすっと入ってくる日本語バラードを織り交ぜてくる。
最後の曲「El Paisaje En Que Estabas」なんてもう泣けるね。曲名、意味どころか発音もできないけど。あなたのいた風景、戻ることのない日々への憧憬って感じ。「目の前のこの乾いた風景〜」ってとこはあんまりだけどな。きっといいことあるよ、人生長いし。
ジャンルに壁を感じてる人にオススメできる一枚
聞き馴染みのないジャンルって、聞いてもなんかよくわかんないと思う。俺も初めて聞くジャンルの良し悪しとかあんまりよくわかんなかったし。「ああ、こんな感じのやつ聞いたことある」ってなるだけだと思う。
でもこのアルバムはポップス的なセンスに溢れているから、ジャンルとか関係なく好きになれる可能性があるし、曲順も日本人が聞いて飽きないように工夫されてると思う。こういうものをキッカケに、どんどんいろんなジャンルを聞くようになってくれたらと嬉しいです。そして俺と音楽の話しましょう。