名古屋テレビ「名古屋出身ですはホボ嘘!」 おもしろい自虐ネタとは実は面白い悪口!?
名古屋発のバスツアーの参加客に、長野に着いた時点で出身地を聞いたところ、聞いてみたほぼ全員が「名古屋から」と答えるものの、名古屋市民は一人もいないどころか、なんと岐阜県民までがいたという番組が名古屋テレビであったらしい。
名古屋テレビでやっちゃうってのが、自虐的な面白さを感じる。
http://dailynewsonline.jp/article/1012837/
おもしろい自虐ネタの条件のひとつは悪口?
「俺、背が低いじゃないですか」って背の低い男が言った時に、「いやいや、そんなことないですよ」って困ったように否定してあげるくだりを見たことがありませんか?俺は敢えて「うんうん、そうだね」って返すけど。悲しい顔されます。
相手がそういうんだから、同意してもいいと思うんだけど、同意すると相手を攻撃してる気分になるのが笑えないよなあ。反応に困るってやつですよね。
名古屋県民が名古屋県民をDisるのって、一見自虐に見えるけど上の例とは本質的に異なってるんですよ。
言われる側の気持ちになってみましょう。自県の県民性Disをされても相手を擁護する必要性は、「背が低い自虐」より低いですよね。笑っても、乗っかっても、相手を攻撃してる気にはならないのではないでしょうか。それもそのはず、自虐ではないと思うんです。
自虐ではなければなんなのか?それは自分が属している集団に対する悪口です。これなら、同意をしても相手と一緒にある集団を悪口を言っているだけなので、相手を攻撃した気にはならないですよね。
面白いのは感情の乗っていない悪口
感情のこもってる悪口は面白くないです。当たり前だけど。敵意むき出し、傷つける気満々じゃないですか。面白いものは感情がこもっていないもの。それは音楽でも書籍にも通じるものがあると思う。この話はまた別の機会に詳しく書きます。
でも、感情の乗ってない悪口が全部傷つかないというとそうではない。難しいですね。言い返される隙を作っておくみたいな、パワーバランスを調節するのも一つの手だと思う。
結局アウトセーフのボーダーが感覚で感じられるようになるまで控えるのが一番いいんじゃないかなと。俺はブラックジョークが結構好きなんだけど、それも同じ。
俺も埼玉出身だけど…
自虐県民と言えば埼玉県民でしょう。某お笑い芸人に全国放送で「ダサイタマ」と歌われても笑っている私達です。なんてこった。
でも自分の出身県なのに、客観的に見てる感覚あるんだよな。相手の悪口言うなら、相手も客観的になれることを言えばいいのかも。